信じてあげる。ただそれだけ。 日々の戯言 トラックバック() コメント(4)

昨日、教育実習を終えました！

長いようで短かった３週間
大切なものを得られました( ^∀^)

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３週間の教育実習はあっという間でした(^-^)
１週目、２週目、３週目になるにつれて加速していった(>_<)

指導教諭とのお別れのときには、うっかり感極まって泣いてしまいました( ´；ω；`)！
こういったお世話になったあとの別れって、ついグッときちゃうので……


教育実習を終えて感じたことを少し。

今、教育現場は荒れているといってもいいでしょう。
私が実習に行った母校も、私が在学していた頃に比べると、生徒の教員に対する態度が酷くなった、と教員たちは言います。
廊下にゴミを平気で捨てる生徒、教員にタメ口で話しをする生徒……

私は実習をして思いました。
生徒が悪くなったのではなく、教育の現場そのものが酷くなったのです。

先生が生徒を信じてあげないから。
生徒が先生を信じていないから。

教師は勉強を教えるだけ？
教科書を読みあげるだけ？

いや、教師の一番大切な仕事は他にあります。
それは、その教師が世の中の中で楽しいと思っていることを伝えること。

私は生き物が好きで、生物の教育実習を行いました。
教科書を教える講義では、寝ている生徒もいます。
わからないからといって他の教科書を開いている生徒もいます。

それは、私の話がつまらないからと同時に、生物がおもしろくないからだと思います。
私はそこで、飼っているヤドカリの話をしました。

５対１０本も足があるんだよ！
好物はポップコーンなんだよ！
貝は大抵が右巻きだから、体も右巻きになっているんだよ！

黒板に絵も書いて、ただ私がヤドカリの好きな理由、見ていて楽しめること、癒されること、
そんなことを伝えただけなのですが、
いつの間にか、生徒みんなが私の話を笑顔で聞いてくれました。

そのときに思ったんです。
教師って、難しいことを教える必要はないんだ。
ただ好きなことを好きな風に、伝えたい気持ちを大切にして話せばいいんだって。


最後のホームルームのお別れの挨拶。
私は生徒にこう話をしました。

これからみんなは進学したりして、色々な人と出会うことになるよね。
みんなに守ってほしいことが一つあるんだ。

人それぞれの良いところを見つけてください。
そして、友達をたくさん作ってください。

じゃあ、どうやって人と接すればいいんだろう？

それは、優しくすること。
笑顔で、明るく、元気よく、思いやりをもって。
ただそれだけ。



実習生と先生方を交えた、お別れの飲み会の後。
夜、帰り道で皆と別れた私は、大粒の涙をこぼしました。

もう明日からはまた学生に戻るんだ。
本当に終わっちゃうんだ。　
もうあの生徒の笑顔を見ることは無いんだ。

知識も技術も何もかも未熟な自分に悔しさを感じながら。
いつか私も、誰からも信頼される笑顔溢れる、素敵な教師になる。

そう自分に誓いました。